みなさんは何かを間違えて覚えていた経験はあるでしょうか。
私が長い間、ずっと勘違いしていたのは、ホットケーキにかけるシロップです。
下の製品をメープルシロップだと思って、ずっとホットケーキにかけて食べていました。
引用元:森永
広告:森永 ケーキシロップ(200g)
見てください。製品名はケーキシロップ<メープルタイプ>!!
製品紹介も”豊かなメープル風味のシロップ。ほどよい甘さが特徴です。”と書かれています。
メープルそのものではなく、メープルぽさの味を追求した製品だったのです。
そう、私はずっと森永さんが作っていたケーキシロップをメープルシロップだと思ってずっと生活していました。そして、これをずっとメープルシロップと呼んで生活していたのです!!
普通の人にはそんな大したことない勘違いかもしれませんが、
正直私には結構衝撃的な事実でした。
勘違いになぜ気づいたか
この衝撃的な事実は突然訪れました。
といっても、劇的な出会いがあったというわけではなく、単純にお店にもう一つの下の製品と並んで置かれていたのです。
引用元:森永
広告:森永 メープルシロップ(150g)
この商品を見てなんだろうと思って手に取り、
いつも食べているのと何が違うのだろうと思ってタイトルを見比べ、
今まで食べていたものがメープルではなかったのだと衝撃を受けました。
いや~、知らず知らずのうちに勘違いすることはたびたびあるのですが、
予想外に生活で気づくと、”こんなこともあるものなんだな~”としみじみ思う経験でした。
当然二つを食べ比べました。
さっそく両方購入した私は、フレンチトーストにもメープルをかけて、二つの商品を食べ比べました。
ちなみに、値段的にはメープルシロップがケーキシロップの約2倍の価値です。(容量と値段から計算)
結論を正直に言うと、ケーキシロップのほうが好きでした。
ただ、勘違いしないでほしいのは、食べ比べると圧倒的にメープルシロップのほうが高級な味がします。
それは食べ比べれば素人でもわかるくらい、歴然とした違いが二つの商品の間にあります。
しかしながら、私はこれまでずっとケーキシロップをかけて食べてきて、それを好きなものと考えて生活していました。
なので、今更実はそれは本物ではないといわれても、私にとってはケーキシロップこそが“メープルはこうあるべき”と考える味に一番近いのです。
あと、ずっと好きだったという気持ちを食べるたびに思い起こすので、おいしいという過去の記憶が軽いノスタルジーに近い感覚として思い起こされるのだと思います。
昔読んだ「ソムリエ」という漫画にこんな感じの話がありました。
「ワインを飲むのに一番の贅沢はおいしいワインを飲むのではない。ワインの歴史を飲むのだ」(詳細は間違っているかも)
なんにせよ、今までの経験を思い起こさせる味というのは、味そのもの以上に価値のある贅沢な味なのだと思います。
まあ、今後もケーキシロップには長くお世話になるつもりです。
以上、勘違いしていた経験の記事でした。