私は技術系の職業柄、研究機関の技術紹介を聞く機会ではいつもわくわくします。
NTTドコモは11/9~11の三日間で未来の技術の体験ができる空間を用意するみたいです。
私は都合が合わないのでいけないのですが、その中で面白そうな「変幻灯」の技術紹介があったので、ここで紹介します。
宣伝ではこのように書かれています。
変幻灯とは~止まっている物体が動いて見える錯覚技術~
人間の視覚認識の特性に基づき、光と影のパターンを与えることで、静止画に動きを与えることのできる技術です。
引用元:ドコモR&Dオープンハウス
今年、デモンストレーションで見せてくれるみたいです。ただ、少し昔の技術のようです。
2015年にyoutubeに上がっていたみたいなので、張っておきます。
引用元:変幻灯チャネル
動画を見ていただければわかるように影を動かすだけで元の絵が動いているように見えていますよね。
最近はプロジェクションマッピングが一般に普及していますが、その演出の一部として非常に興味深い効果だと思います。
もちろん、動いているように見せるために、影の動きに工夫されているのでしょう。素人が適当に影の動きを当てても同じ動きになるとは思えないです。
こういった技術が進んでいくと、プロジェクションマッピングも発展していくと思うので、どんどんオープンにして技術を伸ばしてほしいですね。
簡単な原理を紹介しているサイトページがあったので、引用しておきます。
通常の動画を見る場合には色、形、動きを脳内で組み合わせることで、動画として認識します。
一方で変幻灯を見る場合には、色と形の静止画情報に動きの情報を別の手段で加えることで、脳内でそれらの情報を統合して動いているように錯覚するとのことです。
引用元:変幻灯 NTTニュース
NTTさんと大日本印刷さんの共同開発で、2017/3/7からこの変幻灯を使った次世代の広告として販売されているようです。
消費者が静止画と認識していたポスターに動きを与えることで、インパクトのある広告を期待できるみたいです。
SNSでの写真投稿が最近はやっています。
その中に、こういった変幻灯の動きを表現するフィルタを提供してもらうことができないかなって思います。
こういったSNSを通じて今回の技術を適応してもらえると、一般での知名度の向上と普及が期待できるのではないかなと思います。
使ってみたいという人も多いと思うので、そういった使い方ができないか検討してほしいですね。
その場合、個人のスマホで処理できる技術かどうかが実現可能かどうかのハードルになりそうです。