【aibo】今度こそ本当に死なないペットになって帰ってきた

2017年11月1日にソニーが新型の「aibo」を発表しました。

今回のページでは、「aibo」の発表で話題になったサポート連携に着目したいと思います。

以前の「AIBO」は、あらかじめメモリースティックに保存されたプログラムにそって動作するロボットでした。

これに対して、今回の新型「aibo]は、クラウドサービス(専用サーバー)に接続して情報のやり取りをすることで、経験したことを覚えて、成長する仕組みになっています。

そして、今回のサポート体制として、二つのプランである「aiboベーシックプラン」と「aiboケアサポート」を購入プランとして準備されています。

この2つのサポート体制、これこそが今回の「aibo」を本当に「死なないペット」として再現しているのではないかと思いました。

どういうことか、私の考えを説明します。

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そもそも死なないとは

生物は基本的にいつか死にます。誰かが言っていた「生き物には死がプログラムされている」という言葉はうまくいったものだなと思いました。

一方で、ロボットはそういったことをプログラムする必要がありません。
そこで以前の「AIBO」は死なないペットをキャッチフレーズとして注目を集めました。
しかしながら、結局「AIBO」はロボット特有のメカの部分で寿命が来てしまうという問題があったんですよね。

そこで今回の「aibo」のサポート体制、これは生き物にあたる「精神」と「肉体」の二つをサポートして、死なないペットを実現しています。

今回の「aibo」では死なないというフレーズを使われていませんが、まさに死なないペットが実現したのではないかと考えています。

精神を保存する「aiboベーシックプラン」

「aibo」はクラウドサーバーと接続して連携します。これにより、「aibo」は見たり聞いたりした経験を覚えて(クラウドに保存して)成長する仕組みとなっています。

ここで、注目したいのが「経験を覚える」(クラウドに保存する)ということです。
つまり、個々の「aibo」を目の前でかわいがっていたとしても、その中身はクラウド上に存在しているAIなのです。

そのため、目の前の「aibo」がメカ的に故障したとしても、その精神であるAIはクラウド上にいるため、サポートが終了しない限り死なない存在となっているのです。

しかも、究極的に考えると、たとえばさらに次世代(たとえば「Aibo」の名称)が開発された場合に、AIだけを次のロボットに乗せるような、生き物でいうところの転生させることもできるのです。

まさに、クラウドとの連携は夢が広がる新しい取り組みになる可能性を秘めています。

肉体をメンテナンスする「aiboケアサポート」

こちらは以前のメカのメンテナンスの問題に対応するためのプランのようですね。
以前の失敗というか経験があり同じ失敗をすることはできないと思うので、値段以上のサポートが期待できると私個人は思っています。

ロボットにはメカ的な故障のリスクは常にあるので、いかにサポートできるかが注目されます。

まとめ

「aibo」が発表されたときにはじめに私が思ったことは、今回の2つのサポートプランは結局値段が高くなる要因じゃないかということでした。

ただ、よく考えるとソニーは一番初めに考えていた、本当に「死なないペット」をぶれずに今でも目指しているんじゃないか思いました。

囲碁、将棋といったAIの分野が一般に広まってきた今だからこそ、クラウドをと入りいれる今回の「aibo」は、今後のソニーのAIを発展させる革新的な製品になるんじゃないかと期待して発売を待ってます。

トイーク/toyeic

1980年代生まれ。 理系研究職をしながら日々だらだら生活を繰り返してます。 文章力のなさを少しずつ改善するため、ブログを開設しました。

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