リフレーミングとは
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。- Wikipedia
ひとつの事象に対してとらえ方を変えられるようになれば、
よりポジティブな思考を持って生活できるようになる。
次に具体的にリフレーミングとはどういったものか紹介していこう。
視点の切り替え、言葉の言い換え
リフレーミングの例としてよく聞くのが、「コップに半分入っている水に対して、”もう半分しかない”ととらえるか”まだ半分ある”ととらえるか」という説明だ。
同じ事象に対して人それぞれの視点が異なるため、
別の視点から見るようにすることをリフレーミングという。
この意識を鍛えれば、多くの困難に対してポジティブにとらえることができるので、
めんどうくさい(おおらかだ)からやりたくない(慎重に行動したい)人も、
簡単にでもよいからぜひ一度トライしてみてほしい。
インタビューでも使われているリフレーミング
スポーツの終了後は基本的に勝者にインタビューが向かうため、
その時にはポジティブな内容しか出てこない。
ただし、日本代表のような国を背負った試合では、
みんなは敗者であっても日本代表のインタビューを聞きたいと思う。
その際によく聞くのが、「今回の戦いで課題が見つかった」である。
ここがダメだったという話をする人よりも、ここの課題をクリアすれば、
次につながるといった表現が非常に多くなってきた。
これは頼もしい限りだ。
負けが多くてインタビューを受ける機会が増えた結果、
叩かれない表現ができるように成長したと考えるのはやぶへびだろうか。
ただ、この表現が万能すぎてテンプレート化しすぎているので、
もっとバリエーションを増やしたほうが聞いているほうももっと聞きたくなると思う。
昔からあるリフレーミング:骨折り損のくたびれ儲け
昔から使われているだれもが知っていることわざに「骨折り損のくたびれ儲け」がある。
このことわざは苦労しても成果が上がらずに疲れが残った場合に使われる、
どちらかというとネガティブな意味を持つ言葉だ。
ただ、この後半の部分のくたびれ儲けの部分について注目したい。
本来、疲れたという言葉を表現するくたびれの表現に、儲けというポジティブな表現をつなげている。
この表現のおかげでネガティブな言葉から、皮肉の利いたコミカルな表現に変貌を遂げている。
この言葉がことわざ、慣用句として定着した背景には、
このリフレーミングの表現という影からの後押しがあったからではないだろうかとひそかに思っている。
まとめ
リフレーミングは視点を変えることでポジティブに事実をとらえることができる、
ポジティブ思考を持って生活するために使える有用なコツである。
しかも、このコツは特殊な技術を要さず、
意識すればだれでも身に着けられるコツ(骨)だ。
ここに限らず、世の中にポジティブな思考を持つためのコツを記したHPはたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ちなみに、このサイトもポジティブ思考を目標としているので、
ネガティブなワードはできる限りポジティブに言い換えるつもりだ。